「良いこと」とは?
2021年01月12日

コロナが猛威を奮う中、年末年始を過ごしました。
「帰省はしないでください」
「大勢での外食はしないでください」
「〇〇しないでください」
強制ではないとはいえ、禁止されることが多いですよね。
かと思えば、「テレワークを推奨」といいつつも実際テレワークを導入している会社は珍しく、多くの大人たちが満員電車に乗って通勤をし、高校生や大学生も満員電車に乗って通学をしています。
日本人は、比較的ルールやマナーに厳しいという印象ではありますが、仮に本当に全員が帰省もせず、外食もせず、全員がテレワークやオンライン授業になった場合、世の中はどうなるのでしょうか?
経済活動が止まり、今春以上に就職が厳しくなり、倒産する企業が増え……
所謂「普通」の衣食住さえままならない人が増えてしまわないのでしょうか?
昨年の4月~11月の間に、大阪市の飲食業界だけで3533店が廃業したそうです。
確かに大勢での飲食や外食を避けることでコロナの拡大は防げるのかもしれません。
「コロナの拡大が防げる=良いこと」
しかしながら、
外食を避ける→飲食店が廃業する→仕入れ元が廃業する→生産者が廃業する
という負の連鎖が、私たちの見えないところで起きているはずです。
国や都道府県から、援助がでるといっても、全く足りない金額だとニュースで騒がれていますよね。
withコロナの時代を生きていくためには、どうすればいいのでしょうか。
誰かからみた「良いこと」の裏には、他者からみた「良くないこと」が付随してきます。
「外食の代わりにテイクアウトを!」
すっかり流行になったウーバーイーツですが、運転マナーが悪くてニュースに取り上げられていることもありました。
ニュースでは、禁止されたこと、各都道府県などの人数の多さ、など悪い話ばかりが行き交っています。
そうではなく、私たちができること、これからの時代を生きていくために私たちは何を考えればいいのかなど、もっと前向きなニュースが増えるといいなと思います。